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成長

091213 153



とまとが妊娠していると判明した直後。
つわりがキツかった頃は、飲酒を控えていたブロッコリーさんですが、職場の方との飲み会や、友人とのお付き合いなど、男性には、断れない誘いがあるものです。
それに、出張先では、お風呂上がりにビールを飲んでいるみたいだし。
とまととらもちゃんの為に、日夜頑張って働いてくれているのに、とまと達の為に、好きなビールをついまでも我慢させるのは、気の毒。
「もう、安定期に入ってるし、タクシー会社の電話番号も控えてあるから、あなだがビールを飲んでも、問題ないと思うよ」
週末の晩ご飯には、ビールを添えることにしました。
「ホンマに、飲んでも大丈夫、か?」
「その気になったら、病院まで、歩いても10分やん。万が一緊急事態になったとしても、タクシーが来るのが待ってられへんかったら、あなたが、背負ってつれて行ってくれても、ええんやから」
飲むと言っても、ブロッコリーさんが口にするのは、500ml缶2本まで。
決して、泥酔するまで飲む人ではありません。
「それに、らもちゃんはあなたに似て、健康そうな子やし。余程のアクシデントがない限り、産み月まで、大人しくしててくれそうやで」
「そうか。ほんなら…」
と、ブロッコリーさんは、再び、家でもビールを飲むようになりました。

ビールを再開させてしばらく経った頃、友人との飲み会から帰って来て、ブロッコリーさんが言いました。
「焼酎って、美味しいの?」
どうやら、同世代の人たちとの飲み会で、最初から最後まで、ビールを飲んでいたのは、ブロッコリーさんだけだったらしい。
「お前、まだビール飲んでんの?」
と、言われたとか、言われなかったとか…
「焼酎そのものは、アルコール度数が高いから、アルコールに強くないあなたが、そのまま飲んだら危険やけど、冬ならお湯で割って梅干しを入れたり、暑い季節は、かんきつ系の果汁を入れてソーダで割ったりすると、美味しいで」
「ちょっと、試してみたいな」
と言われ、とまとは早速、いつもの酒屋さんに、焼酎を買いに行きました。
飲みなれていない人なら、麦がいいだろうと勧められ、「いいちこ」のハーフボトルを購入。
普通は、6対4くらいでお湯割りにするそうですが、ビールを飲みなれているブロッコリーさんに、それは厳しいと思い、ビールと同じくらいのアルコール数(5%)になるように薄めてあげました。
梅干しを入れ、つぶしながら飲んでもらうと、
「お、イケるやん。寒い日は、体が温まるなあ。今度から、これにするわ」
と、言いました。

それからまたしばらくして…
「これ、ええで」
出張から帰って来たブロッコリーさんが、洗濯物と一緒に、カバンの中から一本の発泡酒を取り出しました。
キリンの淡麗W。
プリン体が少ないのだそうです。
「でも、味はしっかりしてて飲みやすかったわ。今度、これ買っといて」
やはり、飲みなれない焼酎のお湯割りばかりでは、飲みづらかったみたいです。
食事の内容によっては、冷たいものの方が合う場合も、ありますもんね。
とまとは喜んで、酒屋さんに行きました。

いつもとは違うビールを購入すると、酒屋のお母さんが、心配そうにおっしゃいました。
「どうしたん? ご主人、体の調子が悪いん?」
嗜好品が変わるって、あまりないことですもんね。
これまでビールを飲んでいた人が、プリン体の少ない飲料に切り替える場合、考えられる事はひとつ。
痛風。
「健康診断で、何か言われはったん?」
とても、心配して下さいました。
「いいえ。おかげさまで、まだ大丈夫みたいです。ただ…」
「ただ?」
「同世代の友人には、そうゆう方がいたみたいで、ちょっと気にし始めたん、かな?」
「年齢の近い友達が病気になると、ドキッとし出すんよね」
「だから、用心のために、ビールを控える気になった、言うてます」
「あら、そうやったん。そら、用心するに越したこと、ないわ」
「でも、ホンマの理由は、友達やないと思います」
「えっ、そうなん?」
「あと20年は元気でおらなあかんから、これまでと違って、体のことを心配するようになったんやと思います」
言いながらとまとは、お腹をなでました。
大きく頷く、酒屋のお母さん。
「ああそうか。ここに、大きな理由があったねえ。そりゃあ、用心も我慢も、するようになるわ。子供のことを考えたら、病気になんて、なってられへんもん」
そしてお母さんは、笑いながら、こうおっしゃいました。
「人間って、不思議やねぇ。子どもの為やと思ったら、親は、どんな辛抱も、苦にならへん。今まででけへんかったことが、簡単に出来るようになるんやから。みんなそうやって、大きくなってきたんやね」

とまとも、母にいろんな事を辛抱させて、大きくなったのだと思います。
とまとの知らない所で、母はきっと、沢山の辛抱をした事でしょう。
それが今度は、とまとの番になっただけ。
「らもちゃん。とまともブロッコリーさんや母ちゃんのように、らもちゃんの為なら、いろんな事が辛抱出来そうな気がするよ。こらえ性のなかったとまとを、辛抱のできる人間に、成長させてくれてありがとう」

美味しそうに発泡酒を飲むブロッコリーさんを見ながら、授乳が終わるまでは、大好きなお酒を飲まないでいられる自信がついた、とまとでした。

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No title

ご夫婦の愛情、ご夫婦のお子さんへの愛情。
素晴らしい記事に感謝。

ご無沙汰をしてしまいました(*^.^*)エヘッ

とまとさんこんにちは☆
体調を崩してしばらく病院のお世話になっておりましたが、おかげさまで昨晩無事に帰ってまいりましたσ(゚ー^*)
今日から復活しましたのでまたよろしくお願いしますね~(。^p〇q^。)プッ
今は少しずつ慣らしていこうと思っています。
とりあえずはご挨拶までσ(゚ー^*)
ぽち

そうですね。今から20年頑張ってくださいね。親子3人で飲むのでしょうね。

No title

こんにちは♪
らもちゃんに会えるまで、を見るとほんとにもうすぐですね~^^あったかい時期でよかったですね! 
それにしても子供ができるっていうのはすごいんですね。パワーが桁外れな感じします。
愛されて生まれてくるらもちゃんうらやましい♪

No title

出産をひかえて旦那さまといろんな会話があるでしょうね。

私も妻が妊娠期間中は酒は断っていました。

断る理由としては、病気だとか具合が悪いとかなんだかんだいっていました。そのご付き合いは悪い奴と思われたと思いますが、私はそうしたかったので後悔はありません。

あ、もちろん今では毎日晩酌しておりますよ!
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