スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

とまとの夏休み(*^。^*) 6日目

夏休み6



いつも、ご訪問&温かいコメントを、ありがとうございます。
さて今週は、「とまとの夏休み」と題しまして、これまでの過去記事の中から、とまとが皆さまに、『もう一度読んで欲しい!』と思う記事を、再掲載して参ります。
読んだことあるからいいや、と思われる方は、ご遠慮なくスルーしてくださいm(__)m

『花のように』

今から30年近く前。
まだ、「茶髪」や「カラーリング」と言う言葉すらなかった頃。
当時、中学一年生だったとまとは、薬局でオキシドールを買ってきて、髪を真っ赤に脱色しました。
その上、爪を赤く塗り、口紅や頬紅も塗りました。
自分では、大人の仲間入りをしたつもりでいたとまとに、近所のおばさんが、顔をしかめて言いました。
「まあ、とまとちゃん、雰囲気が変わったわねぇ。」
その目は、とまとを『不良』扱いしていました。
そして心の中で、
『だから、父親のいない子は…』
と、思っているのが、伝わってくる目でした。
とまとが、返事をするよりも早く、母がそれに答えました。
「この年頃の子が、奇抜な格好をしたがるのは、ゴリラのメスのお尻が、発情期に赤くなるんと一緒ですわ。周りのもんが見て、『変な格好やなぁ』と思うても、本人が格好エエと思てるんやったら、どないも、しゃあない。」
ゴリラに例えられ、母の横で、絶句するとまと。
しかし、母は気にせず続けました。
「もしも、この子の格好が目に余ると思った時は、この子は、鏡の中の自分を見ることもできへん程目が悪いか、センスが悪いんか、それとも頭が悪いんか。そのどれかやと思うてやってください。」
そこまで言われてしまっては、近所のおばさんも、笑うしかありません。
「とまとちゃん、口の達者なお母さんがおったら、グレるのも簡単やないなぁ。」
とまとも、笑いながら答えました。
「カエルの子はカエル、言いますから、ゴリラの親はゴリラなんかなぁ?」
「誰がゴリラやねん!」
結局、道端で親子漫才を披露することになってしまいました(笑

その日の夜、母がとまとに聞きました。
「お前、何の為に、そんな格好してんのや?」
正直に言えば、『してみたかったから』です。
深い理由なんてありません。
そして、やってみると、みんなが何か言いたそう目でとまとを見るようになり、それが面白くて、エスカレートしてしまっただけでした。
「誰かに命令されて、そんな、けったいな格好させられてんのか?」
「ううん。誰にも命令されてないで。」
「ほんなら、自分で格好いいと思って、その格好をしてんのやな。」
「うん。」
「自分の為に、そゆうゆ格好してるんやな。」
「そうや!」
とまとは、力強く頷きました。
すると母も頷いて、
「ほんならええわ。お前は、お前の好きな格好したらええ。」
と、言ってくれました。
もしかしたら、説教をされるのかも…と覚悟していたとまとは、ホッしました。
「ところでとまと、Kさんって覚えてるか?」
それは、半年くらい前に結婚し、マッサージ師として独立したおじさんのことでした。
「うん、覚えてるで。」
「あの人の奥さんの、Mさんにも、お前、会ったことあるよな。」
「うん。」
「あの人、どう思う?」
「どうって?」
「キレイな人やと思わんか?」
「思う。」
とまとが会った時、Mさんは長い髪を編み込みにして、可愛いバレッタで纏めていました。
その姿に、とまとはちょっと憧れました。
「あのMさん、目が見えへんって、知ってるか?」
「え?」
そう言えば…部屋の中なのに、サングラスをかけたままだったのを、思い出しました。
「Mさんは、全盲や。そして、旦那さんのKさんも、全盲や。」
全盲同士の結婚と言うことで、周囲はとても心配したそうです。
でも、2人は力を合わせて頑張っていくと言って、それぞれの両親を説得したのだそうです。
「なあとまと、Mさんは、なんの為に、キレイにしてるんやろうな。」
「はあ?」
「化粧だけやない。髪もキレイにまとめてるがな。あれ、全部自分でやってるんやで。器用やなあ。」
「すご~い。」
「自分は目が見えへん。旦那さんのKさんも目が見えへん。ほんなら、どんな格好しとったって、気にならへんやんか。でも、Mさんはいっつもキレイにしてる。何の為に、そうしてるんやと思う? 」
「……」
「自分の為に、じゃないことだけは、確かやな。」
「……うん。」
「で、お前は、何の為にそんな格好してるんや?」
文字通り、とまとは「グウ」の音も出なくなりました。

この時、母はもう一つ、話をしてくれました。
「なんで、仏さんに花を供えるか知ってるか?」
「そうゆう決まりやから。」
母は、頭を抱えながら、話てくれました。
「キレイな花を見たら、人は嬉しい気持ちになるやろう。花には、見る人の心を和ませる力がある。でも、花自身は、どんなにキレイに咲いても、自分で自分を見ることは出来へん。せやから、花ゆうのは、自分のことよりも、相手のことを大切に思う、優しさの象徴なんや。
仏さんに花を供えたり、お祝いやお礼に人様へ花束を贈ったり、お客さんが来る時、家に花を飾ったりするのには、
『あなたは、この花のように、自分のことよりも相手のことを思う、やさしい人ですね。』
と、相手を称える、意味があんねんで。」
「へえぇ。」
とまとは、思わず手を打ってしまいました。
花に、そんな意味があったとは!!
そして、母は最後にこう言いました。
「どうせ化粧するんやったら、そうゆう気持ちで、したらどないや?」
翌日から、とまとの格好が普通に戻ったのは、言うまでもありません。

花のように美しく…と言うわけにはいきませんが、花のように、やさしい人間でありたいと思う、とまとでした。

グルメ&スイーツ
☆★☆★☆ 本日のおすすめ ☆★☆★☆
      
☆★☆★☆☆★☆★☆☆★☆★☆☆★☆★
とまとが不適切と思ったコメントは、お断りなく削除させて頂きます。
詳しくは、「コメントを入れる前に・・・」をご覧ください。
また、当ブログに投稿されたコメントの著作財産権は、管理人に帰属するものとします。
画像・本文の無断転記はお断りします。
過去記事へのコメントも、最新記事に入れて下さると、嬉しいです。
初めての方へ
 人気ブログランキングへ にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ blogram投票ボタン
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

前に読んでいても、すばらしいのは同じ。

 とまとさんのおかあさんて、ただものじゃないのは分かっているのですが、一体・・・。じかに説教してもらいたい茶目太です。

この魚・・・・

キスですか?競馬以外に、釣りが趣味でして・・・

とまとさんへ

こんにちは!
「やさしさ」って大切ですよね。
私も日々やさしさについて深く考えます・・・

この前の団扇の件ですが、
はがき用の団扇があるんです。
その団扇ならはがきとして120円切手を貼ると
出せるんです。
いわゆる通常見かける団扇は、
「小包扱い」となるので、
切手を貼って普通には出せないみたいです。
いい加減な情報ですいませんでした・・・

今日も
お母様の優しさを頂きました。
ありがとう!

そして
お母様の話に感動して行動するとまとさんにも拍手です!

リンクさせていただきます!

勘違い、その他もろもろ大変失礼いたしました。
リンクさせていただきにまいりましたので、どうぞよろしくお願いいたします。

それにしても、とまとさんのお母さまは、なんと素敵な方なんでしょうね。
私もこんなふうに、子育てをしたいと思いました。

とまとさんは、幸せ者ですね。

はぁ~またしても読んでて、その場に居たような錯覚しちゃう話しでした、私の母は強い母でした・・・
いわゆる教育ママって言葉がピッタリの人です。
お陰で反抗期は半端じゃなかった私
茶髪にしたのもパーマをかけたのも、全部が母への反発だった、その私が、後にずっと側に居て最後を看取ったのは何故だったのかな?
あれだけ親元から離れたかったのに、気がつけば、ずっと一緒でした今年、急逝するまで・・・
厳しい母でしたが沢山の事を学びました
とまとさんの、お母さんも厳しさを優しさの言葉に代えて分かってくれるように言える人なんです
゚+.(○´∀`ノノ '`゚チ'`゚チ

こんばんわぁ☆

とまとさん、こんばんわぁ♪

私、このお話めっちゃ好きです!
前回、読ませて頂いた時も、
家にお花を飾る事にそういう意味があったんやぁ~って、
なんかすごくキラキラした気持ちになりました♪
ほんまに良いお話ですね♪

とまとさん、いつもありがとうございますm(__)m
ではでは、お邪魔しましたぁ。おやすみなさい☆
ポチッ×4♪



すごいわぁ、とまとさんのおかあさん。
親の鏡ですね。
わたしもこんなふうな親になりたい。でも難しい・・・
すぐ感情的になっちゃう。
反抗期に入りかけ?の息子の態度にぶちキレる。
情けない、未熟な親です。

茶目太さんへ

コメントありがとうございます。
一度くらいなら、話を聞いてみても、面白いかもしれません。
一度くらいなら(笑
残念ながら、今のこの世の者ではありませんので、
あちらで出会ったら、話をしてみてくださいm(__)m
お盆なので、供養になればと思って、母の記事を再掲載させて頂きました。
お付き合い頂き、ありがとうございます。

ぶうさんへ

コメントありがとうございます。
はたはたです♪
身がプリプリしていて、とても美味しかったです(^O^)

花湖さんへ

コメントありがとうございます。
優しさってなんだろう?
おしゃれって、なんだろう?
一人の女として、こうゆう考え方を、忘れたくないなぁと、思っています。

団扇は、はがき用の団扇があるんですか。
記事をちゃんと読んでいなくて、申し訳ありません。
そうですよね、郵便物は、サイズで料金が決まりますもんね。
無知なコメントをしてしまいました。反省。
丁寧にご説明くださり、ありがとうございますm(__)m

NLPapa安徳さんへ

コメントありがとうございます。
優しさなのか、厳しさなのか(^^;
口の達者な母でした。
あの頃は、辟易してましたが、今となっては、懐かしいです。

いつも、母に拍手やポチをしてくださり、ありがとうございますm(__)m

lightcourtさんへ

コメントありがとうございます。
よくあることです♪
どうぞ、お気になさらないでくださいm(__)m
とまとも、しょっちゅう勘違いしています(^^;

母の話が、どなたかの、子育ての参考になれば、光栄です。
とまとは・・・はい、幸せ者です!

みゆきママちゃんさんへ

コメントありがとうございます。

ご自分の、お母様に対する思い出話は、ご自分のブログで、記事にして頂けませんでしょうか?

本文末の、広告とランキングボタンの間にリンクを設けてある、「コメントを入れる前に・・・」とゆう記事を読んでから、コメントを入れて下さればと、思います。

拳士さんへ

コメントありがとうございます。
花を飾るのは、ただ、キレイだから、じゃなかったんだ~!
とまとも、目からウロコの落ちた話でした。
「あなたは、この花のように、優しい心の持ち主ですね」
そんな言葉(気持ち)を添えて、花束を貰ったら、きっとメロメロになってしまうと思います。

ポチボタンが、増えてしまいました。
いつも、全部にポチしてくださり、ありがとうございますm(__)m
でもどうか、ポチは義務ではありませんので、押したいと思った時に、押したいと思ったボタンだけを、ポチなさってください。
負担にならないことを、願っておりますm(__)m

菜の花子さんへ

コメントありがとうございます。
反抗期に入りかけの子供さんを相手にしたら、それはぶちキレそうになっても、仕方のないことだと思います。
とまとの母だって、何度ぶちキレた事か(^^;
そりゃあ、もう・・・とても記事に書けないようなキレ方でした(>_<)
そんな、体当たりな子育てが、今となっては、とまとの感謝のタネです♪
お母さんの一生懸命さは、必ず、子供の心に届くと、とまとは思います。

あはは・・・頭ごなしに叱り付けるよりも、ゴリラ扱いの方が効くわよね・・・
ちょっと、やってみたかっただけの化粧や髪型を見る目や態度で、子供の頃って引き返せなくなってしまうこともあるものね・・・
きちんと、説明して教えてくれたら素直に聞けるんだけどなぁ・・・
ちなみに、アタシは茶色くて、毛先だけなんだけど、クルクルパーマみおたいな髪だったから、逆にストレートの黒髪にあこがれてたから、染めたりはしなかったけどね・・・(笑)でも、こういう風にさとしてくれたらな・・・
うちはいつも、祖母から父から母、とになく家族全員で、なんでもかんでも駄目、駄目って言ってみんなに怒られまくってたからなぁ・・・逃げ場とかなかったもん・・・

あ~また「拍手」入れるの忘れちゃった・・・・
でも、うらやましいなぁ・・・
こういうお母さんだったら・・・アタシもこんなにならなかったかな・・・
って、そもそもそうやって人のせいにすること自体が間違ってるんだけどね・・・凸!

とまとさん、こんばんは!
お母様のお話、いつもジーンときます。
そして本当に素晴らしいお母様ですね♡
お姉様、メロンちゃんはお元気ですか?
内面から出る美しさ、そういう綺麗な人になりたいと記事を読ませて頂いて益々思いました。
とまとさん、いつもありがとう!!

あの世へ行ったら必ず!!

 とまとさん、最強のお母さんはご存命ではなかったのですね。残念です。心に響くお母さんのことば、これからもちょくちょく思い出してお願いします。
最新記事
リンク集
ご訪問者数
いつもご訪問下さり、ありがとうございますm(__)m
プロフィール
カテゴリ
月別アーカイブ
ぐりむす
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。