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手紙

手紙



これは、メロンが、小学校3年生の時の話です。

メロンには、日本一バカな叔母ちゃんの他に、母親(とまとの姉ちゃん)が一人と、父親二人(実の父親と、姉の再婚相手)がいました。
この二人の父親も、子煩悩な人達だったので、メロンはあまり、物に不自由することのない、子供時代を過ごしたと思います。
中でも叔母ちゃんは、本当にバカなので、メロンが欲しいと言うものを、何でも買い与えました。
そしてある日、メロンの母親に、こっぴどく叱られました。
「そうやって、お前がメロンを甘やかすと、あの子はなんでもかんでも、欲しいと思った物が、手に入ると思う子になってしまう。私は、メロンを、そんな欲張りな子に育てたくないねん。メロンを甘やかさんといて! 今度から、メロンにプレゼントをやるのは、誕生日とクリスマス、後はメロンが何か褒められる事をした時だけにして!!」
きつ~い釘を、一本刺されてしまいました。
反省する、とまと。
しかし、この釘を刺されたのは、とまとだけではありませんでした。
2人いる父親も、姉から同じ釘を刺されたのでした。
つまり、みんなでメロンを甘えさせてたって事です。

厳しく言い渡されたので、とまとがメロンにプレゼントできるのは、年に数回だけになってしまいました。
その、貴重な一回、クリスマスが近づいたある日のことです。
とまとは、メロンに聞きました。
「メロン、今年はサンタさんに、何をお願いするん?」
「まだ、決めてない。」
素っ気ない返事が返ってきました。
「欲しいもの、あるやろう?  いっぱい有りすぎて、決められへんのか?」
「別に…」
「一年に一回しかない、クリスマスやで。遠慮せんと言うてみ。」
「う~ん。」
コダックする(ポケモンのキャラクターのひとつ。よく、頭を抱えるポーズをする)メロン。
はっきりした返事が聞けないので、叔母ちゃんは、こう提案しました。
「じゃあ、サンタさんにお手紙書こう。」
部屋に戻って、便せんと封筒を取って来ました。
「ほら、これに欲しい物書いて、この封筒に入れとき。そしたら明日、とまとが切手を貼って、サンタさんに出してあげるわ。クリスマスはもうすぐやからな。早くせんと、サンタも困るで。今夜中に書くんやで。そして、書いたら、とまとの部屋に置いといて。分かったな。絶対やで。」
そう言って、とまとは仕事に出かけました。

深夜。
とまとが帰宅すると、とまとの部屋の机の上に、一通の手紙がありました。
晩御飯を食べるのを後まわしにして、手紙を開けるとまと。
先頭に、

『サンた さん へ』

と、書いてありました。
「きったない、字やな。」
人のことは、決して言えないとまとです(^^;
(だから、ワープロとパソコンの勉強をしました)
「それに、ひらがなとカタカナが混じってるがな。相変わらず、国語は苦手なんやなあ。」
叔母ちゃんは、溜息を吐いてしまいました。
「さてと、で、肝心の欲しいものは、なんや?」
ワクワクしながら、手紙の続きを読むとまと。

『メロンは、プレゼント、いりません』

ガクッ!
「それは、ないやろう~。」
手紙を手に、とまとは力が抜けてしまいました。
「そりゃあ、日本一バカな叔母ちゃんと、子煩悩な父親2人が、争うようになんでも買ってやったから、欲しい物は一通り揃ってるかもしれん。けど…メロンが欲しいと言うものをプレゼントして、メロンの喜ぶ顔が見たいねん。それを、いりませんって言われたら…」
叔母の心、姪知らず。
そんな言葉を作ってしまったとまとです。
でも、気を取り直して手紙の続きを読みました。

『だから、メロンの分のプレゼントは、プレゼントをもらえない子にあげてください』

字が下手でもいい。
国語が苦手でもいい。
勉強ができなくてもいい!
メロンは、このままでいい!!
手紙を握り締め、とまとは思わず、泣いてしまいました。

メロン。
生まれて来てくれて、ありがとう。

とまとがこれまでに貰った中で、一番うれしいと思った、手紙の話でした。

先日、メロンは無事、二十歳の誕生日を迎えることが出来ました。
多くの方が見守って下さったお陰と感謝しております。
ありがとうございますm(__)m




感謝(^O^)
ブログ「再生病棟」の管理人さん、雨音さんが、とまとのイメージイラストを描いて下さいました(^O^)
メロン可愛い~♪
一目見て、感動のあまり涙が出てしまいました(TωT)ウルウル
雨音さん、ありがとうございますm(__)m

雨音さんのとまと2


実はイラストはもう一枚あって、そちらはあし@のプロフィール画像に使わせて頂いております。
ブログ右上のツールをクリックし、オーナーのところにポイントを合わせると表示されます♪
ぜひ、見てください(^O^)
また、雨音さんのブログでは、このイラストが完成するまでのエピソードを読むことができます。
どうぞ、ご覧くださいm(__)m




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時の流れ…

時の流れ



先日、メロンからメールがありました。
「今、お墓参りに来てるで」
と。
お墓参りなら、とまとも先月、誕生日に行って来たよ。
何を今更、わざわざ報告して来るんや?
と思い、閉じようとしたメールには、珍しく画像が添付されていました。
開けてみると、母のお墓とは少し様子が違います。
どこか大きな駅前のようです。
しかも、なんとなく見覚えのある駅前です。
もしかして?
とまとは、
「もっとアップで見たいです。」と、返信しました。
メロンの顔も、駅の画像も。
ところが、
「今、車で移動中。お墓に着いたら、画像を送るね。」
と返事がきました。
おいおい、まさかお墓の画像を送って来る気じゃないだうろな。
いらないぞ、それは(^^;
それから数分後、メールが届きました。
お墓の画像だけだったらまだいいけど、中に入ってる人まで写ってたら、イヤだよ~!
恐る恐るメールを開けると、こう書いてありました。
「お墓、なかった。家もなかった。」
……。

とまとと姉は、育ったのは神戸ですが、生まれは九州です。
とまとが小学校に上がるまで、九州にいました。
生まれた所は、グーグルの航空写真にものせて貰えないような、辺境の地です。
お墓は、そこから歩いて1時間くらいの山の上。
母の兄弟でただ一人、戦争に行かずに生き残った伯父さんが、お墓を守ってくれていたはずですが、もう10年近く前に亡くなっています。
息子が2人いたはずですが、どちらも20年くらい前に、田舎を出たと聞きました。
母の他の兄弟は全員女性で、九州のアチコチにお嫁に行きました。
そして、そのうちの半分が、今では嫁いだ先のお墓に眠っています。

とまとは、二十歳になった年、九州に行って、おじいちゃんおばあちゃんのお墓に、手を合わせました。
姉も、二十歳の年に、行ったはずです。
そして、メロンが今年二十歳になります。

母が亡くなって以来ですから…17年振りのお墓参り。
当時3歳だったメロンは、おそらく、何も覚えていないでしょう。
二度目ですが、初めてなのと変わらない気持ちだと思います。
なのに、お墓がなかったなんて、ショックだった事でしょう。

家もなかった、と言うのは、とまと達が生まれた家のことだと思います。
その当時でも、かなり古い家でした。
母が他界した年に行った時、まだ残っていたのが、奇跡のようでした。
どんなに手を入れたとしても、あの家は、なくなっていて、何の不思議もありません。
でも…やはり、寂しいのは寂しいですね。

その代わりに、メロンは生家の近くにあった、駅の画像を送って来てくれました。
昔は、何もない、風通しの良い、無人駅でした。
今でも、無人駅のようですが、駅舎は小奇麗になっていました。
どうやら立て替えたようです。
それはそれで、以前の面影が感じられず、寂しいかったりします。

あっても寂しい、なくても寂しい。
人の気持ちって、勝手なものですね。

もうすぐ、メロンが二十歳になります。
何度何度も、ブログで書いていますが、九州のお墓へ参りに行ったと聞いて、急に実感がわいてきました。
あの、小さかったメロンが、もうすぐ、二十歳になります。
しんみりと、時の流れを感じる、とまとでした。

追記
去る10月8日、日下ヒカルのさんのブログ「仮想世界」で、とまとのブログをご紹介頂きました。
日下ヒカルさん、ありがとうございます。
日に日に磨きがかかるヒカルワールド。どこまで輝きを増すのか、目が離せません!
特に「妄想劇場」が・・・。お時間のある方は、ぜひお立ち寄りくださいm(__)m

追記2
昨日、chibiromanさんのブログ「ちび浪漫紀行」で、とまとのブログをご紹介頂きました。
chibiromanさん、ありがとうございます。
とまとと違ってお写真のセンスが素敵なchibiromanさんが、画像で、とまとファミリーを表現して下さいました。
そのまま、とまとのプロフィールに使わせて頂きたい程の、オシャレさです♪
お時間のある方は、ぜひお立ち寄りくださいm(__)m



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人形の部屋

人形の部屋



とまとには、今年二十歳になる姪がいます。
名前はメロン(仮名)。
とまとの大事な姉ちゃんの、大事な一人娘です。
と言うことは、とまとにとっても大事な大事な姪っ子です。
これは、そんなメロンが、まだ幼かった頃の話しです。

その当時、とまとは、飲食店で、お昼の12時から夜の9時までと言うシフトで、働いていました。
結果、朝はメロンが登校した後に起床し、夜は、メロンが眠ってしまった後に帰宅。
同じ屋根の下に住んでいても、休日以外は顔を合わせることのない、寂しい生活でした。

とまとの部屋は、玄関を入ってすぐ右。
メロンの部屋は、とまとの向かいでした。
一応、自分の部屋はあっても、人の部屋が気になるらしく…
メロンはよく、とまとの部屋で遊びたがりました。
「別に、危ない物も、なくなって困るような物もないし、メロン1人やったら、とまとが留守の時、部屋に入って、遊んでええで。」
と、とまとは許可しました。
ただし、メロンのお友達は入れないこと。
そして、遊んだ後は、ちゃんと部屋を片付けることを、約束して貰いました。

とまとの部屋は、他の家族と生活する時間帯が違うので、迷惑をかけないよう、音の出るものが一通り揃ってました。
テレビ、電話、パソコン、ラシカセ、ゲーム機。
メロンが、電話やパソコンを使うことはありませんでしたが、テレビは、お気に入りだったようです。
自分の見たいテレビ番組がある時や、好きなアニメのビデオが見たい時は、ニュースを見る大人たちから離れて、とまとの部屋で見ていたようです。

メロンがとまとの部屋で遊んだ日は、片づけをしてあっても、それと分かりました。
なぜなら、メロンが必ず、とまとに、手紙を残しておいてくれるからです。
「とまと、おかえりなさい」
「とまと、おつかれさま」
「とまと、おやすみなさい」
短い言葉ですが、メロンからの手紙は、嬉しいものでした。
時々、イラストが添えられていることもありました。
メロンと一緒に遊んでいるとまとや、働いているとまとの絵です。
それを見ながら晩酌するのが、とまとの何よりの楽しみでした。
(気分は父親)

ところがある日。
いつものように、夜10時を過ぎて帰宅すると、とまとの部屋が、とんでもない事になっていました。
足の踏み場もないくらい、散らかっているのです。
今までに、ないことでした。
メロンは、ちゃんと約束を守る子だし、万が一メロンが片づけるのを忘れても、姉が確認するはずです。
なのにその日は、とまとの部屋中、メロンの人形でいっぱいでした。
布団の中まで、ぬいぐるみだらけ。
「どこで寝ろっちゅうねん!」
とまとは、疲れた体で、ぬいぐるみ達を、メロンの部屋に移動せさました。
「どないなっとんねん。遊んだ後、片付けもでけへん程、2人とも忙しかったんか?」
翌日が休みだったこともあり、とまとは早起きをして、この件について、メロンに注意しようと思いました。

そして翌日。
とまとが、メロン達の朝食時間に合わせて起きて行くと、
「とまと、おはよ~!」
嬉しそうに、メロンが飛びついてきました。
とたんに、顔が緩んでしまうとまと。
いかんいかん。
今日はメロンに注意をする為に早起きしたんやから。
自分にカツを入れ、メロンと向き合いました。
すると、とまとが話始めるより早く、メロンが口を開きました。
「とまと、昨夜は寂しくなかったでしょ?」
「は?」
「メロン、考えたの。メロンはいつも、お母さんと一緒にご飯食べたり、寝たりするから寂しくないけど、とまとは1人だから、寂しいんじゃないかなぁって。だから、とまとが寂しくないように、メロンの友達、み~んなとまとの部屋に入れて上げたよ。とまと、だから昨日は、寂しくなかったでしょう?」
あの、山のような人形達は、とまとの為やったのか!!
ジーン。
当初の目的を忘れ、感動でかたまるとまと。
「でも、一番大好きなクーちゃんだけは、いなくなったらメロンが寂しいから、とまとに貸してあげられなかったの。とまと、ごめんね。」
「ううん。かまへんで。昨日はおかげでグッスリ眠れたわ。ありがとう。」
考えていたのとは、真逆の言葉を言ってしまったとまと。
「あの、でも、あんまり友達が多いと、とまとが寝る所に困るから…友達を貸してくれるのは、3人くらいまでにしといて、くれへん?」
「うん!」
メロンは、元気よく返事しました。

その後、メロンの部屋に新たな友達が加わった事は、言うまでもありません(笑


追伸
昨日、decojunさんが、ブログ「野球少年ママの応援日記」で、とまとのブログをご紹介下さいました。
decojunさん、ありがとうございます。m(__)m
小2と小6の野球少年を応援しつつ、子育てを頑張っているお母さんの、元気が出るブログです。
お時間のある方は、ぜひお立ち寄りくださいm(__)m
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波紋 3

090720 146



それから数日後。
近所のスーパーへ買い物に行く途中で、Hさんに会いました。
「お久しぶりです。」
と声をかけると、
「とまとちゃん、ありがとう!」
いきなり、お礼を言われてしまいました。
何やろう?
とまとには、わけがわかりません。
「ど、どないしたんですか?」
「今度とまとちゃんに会ったら、一番にお礼言おうって、思っとってん。とまとちゃん、ホンマにありがとうな。」
「は、はあ…」
チンプン、カンプンのとまとに、Hさんは笑顔で話し始めました。
「前に、とまとちゃんが、姪のメロンちゃんを紹介してくれたやんか。あれ以来、近所で会う度にメロンちゃんが、私の顔を見たら、『こんにちは!』って、元気良く挨拶してくれるんよ。嬉しいわあ。」
「そ、そうですか。」
メロンが誉められる事ほど、とまとにとって、嬉しい事はありません。
おばバカまる出しで、笑顔になってしまいました。
「しかも、それだけやないねんで。会う度に、『何かお手伝いできること、ありますか?』って、聞いてくれるねん。」
メロン、ほんまにちゃんと言うてたんや…
メロンの言葉を信じていなかった分けではありませんが、こうして人様から聞くと、改めて嬉しくなります。
メロンの正直さに、感激するとまと。
「お友達と遊んでる最中でも、駆け寄って来て、『こんにちは! 何かお手伝いできること、ありますか?』って、必ず言うてくれるねん。ホンマ、嬉しいわ~。」
良かった良かった。
一人頷くとまと。
実際、メロンは何の役にも立っていないと嘆いていましたが、声をかけられたことそのものが、Hさんにとっては嬉しいことだったのだと知って、とまとも嬉しくなりました。
帰ったらこのことを、早速メロンに教えてやろうと思いました。
ところが…
「お陰で私、ものすごい助かってんねん。」
と、Hさんが言うではないですか。
おやぁ?
先日の話では、メロンはまだ、何もお手伝いをしてないはずです。
なのに、何が、助かっているのでしょう?
「最初は、声をかけてくれる子、メロンちゃんだけやったんやけどな、そのうちに、メロンちゃんと一緒に遊んでる女の子らも、私を見かけたら『こんにちは! 何かお手伝いできることありますか?』って、言うてくれるようになってん。
そうしたら、今度は男の子らも、言うてくれるようになってん。そのうちに、その子らのお兄ちゃん、お姉ちゃんらしい子らも、声かけてくれるようになってな…
この前、スーパーに行ったら、中学生くらいの女の子が、お母さんと一緒に買い物に来てたんやけど、私の顔見て、いつものように言うてくれるから、
『じゃあ、買い物かごを、私のひざに乗せて貰える?』
ってお願いしたら、スッとやってくれてん。
そうしたら、次にスーパーに行った時、その時の女の子と一緒におったお母さんみたいな人が、私がお願いする前に、カゴを取って、『どうぞ』って、言うてひざの上に置いてくれたんよ。
嬉しかったわぁ。
最近は、いつでもどこでも、メロンちゃんくらいの子も、それよりもちょっとお兄ちゃんお姉ちゃんくらいの子も、その子らのお母さんくらいの人も、私の顔見たら『何かお手伝いできることありますか?』って、みんなが聞いてくれるんよ。
こんなにありがたいこと、ないわ。
それもこれも、メロンちゃんが、会う度に大きな声で、そない言うてくれたお陰やわ。とまとちゃん、メロンちゃんはホンマにええ子やな。ありがとう。」
とまとは感動で、何も返事が出来なくなってしまいました。

とまとの「お願い」を、忠実に実行してくれたメロン。
本人は、何も出来ていないと、悲しんでいましたが、とんでもありません。
メロンの一途な行動は、周囲に波紋を広げていたのです。
本人は、気付いていないだけで(^^;

あっ晴れ、メロン!
メロンパワーに脱帽の、おばちゃんでした。!

おしまいm(__)m


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波紋 2

090720 156



その後、飲食店で働くようになったとまとは、同じ屋根の下に住んでいながら、メロンと顔を合わせるのは休日だけ、と言う、寂しい生活をするようになりました。
週に一度しかない休日は、外に出る元気もなく、とまとはHさんとも、会うことがありませんでした。

そんなこんなで、半年くらいが経ちました。
とある休日、久しぶりにメロンと遊んでいると、思い出したように、メロンが謝りはじめました。
「とまと、ごめんね。」
「どないしたんや?」
メロンがとまとに謝るなど、心当たりがありません。
「ずっと前に、とまとから、Hさんのお手伝いをするようにって、お願いされたでしょ?」
「ああ。」
その頃には、とまとはすっかり、その事を忘れていました。
しかし、メロンは覚えていたようです。
ずっと覚えていて、そして…
「メロンね、あれからHさんと会ったら、かならず『こんにちは』って言ってるよ。とまとにお願いされたから『お手伝いできることありますか?』も、ちゃんと言ってるの。でもね、まだ一回も、お手伝いした事がないの。」
メロンは、悲しそうな顔で言いました。
「とまとと約束したから、とまとがありがとうって思うぶん、メロンがHさんのお手伝いをしようって思うんだけど、Hさんいつも『ええよ』って言うばっかりで、メロンまだ、何もお手伝いしてないの。とまとのありがとうを、Hさんに伝えたいのに、メロン何にもできなくて、ごめんね。」
メロンは、泣き出しそうな顔になってしまいました。
謝りたいのは、とまとの方です。
メロンに、そんなお願いしをしたことさえ、コロッと忘れていたのですから(^^;
反省しつつ、とまとはメロンを抱きしめて言いました。
「お手伝いすることがなくて、良かったやん♪」
「お手伝いしなくても、いいの?」
「考えてみ。メロンがお手伝いをする事がある、言うことは、Hさんが困ってる、言うことやん? メロンがお手伝いをせなあかんくらい、Hさんが困ってる。だから、お手伝いが必要なんやろう? じゃあ、お手伝いをする事がないってことは、Hさんに困ったことがない、言うことや。Hさんが困ってないのは、エエ事やと、思わへんか?」
「あ、そっか。」
「だから、お手伝いすることがなくて、良かったな。Hさんが困ってなくて、良かったな。」
「うん。良かった♪」
「でも、もしもHさんがお手伝いして欲しい言うたら、遊んでる途中でも、お友達にちょっと待って貰って、お手伝いして上げてな。お願いやで。」
「うん!」
メロンは、元気を取り戻したようでした。

明日へ続く

追伸
昨日marihimeさんが、ご自身のブログ「まり姫のあれこれ見聞録」で、とまとのブログを紹介して下さいました。marihimeさん、ありがとうございますm(__)m
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